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甘夏園地評価

2025年11月6日(木)

スーパームーンが観測されたこの日。
早朝から園地に向かい、園地の
見回りと簡単な片付けを行います。
今日は今年度産の甘夏出荷の運命を
左右する「甘夏園地評価」の日です。

園主が所属するJAあしきた果樹部会
では、この「甘夏園地評価」の結果を
踏まえて、今年度産の甘夏の出荷の
順番が決まります。
例年2,000t程の甘夏が収穫、出荷、
そして選果されるこの地域では、
農家が収穫する度に集荷場に搬入
されては受入れも販売もパンクする
ため、出荷の順番が決められます。

いわゆる「初売り」を除けば、
出荷が早ければよいというわけでは
ありませんが、農家として、収穫した
物をなるべく早く出荷し、倉庫の
在庫を少なくしたいというのが本音
です。倉庫に在庫を多く抱えていると、
保管中のリスク(腐れ)などのリスク
増に加えて、収穫後の作業(主に剪定)
にも影響がでます。

この園地評価はJAの指導員さんと、
所属する地区の区長さんとで巡回し、
評価されます。























👆区長さんとJAの指導員さん
 当園を巡回され、甘夏の出来を
 評価頂きます。結果は後日ですが、
 毎回、鋭い視点で評価されます。














👆この日、マルカイガラムシの
 発生が一部で見られると指摘が
 ありました。確かに、枝が繁茂し
 薬剤のかかりにくい部分で発生
 していました。枝を落とし対処
 できる範囲でしたが、指摘頂き
 助かりました。やはり目をつける
 ポイントが違いますね。

収穫作業まで後2か月程です。
無事に収穫が迎えられるように、
再度、見回りを徹底したいと
思いを新たにしたこの日でした。


大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) の生産規模で経営。 加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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大地と甘夏

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