2026年3月9日(月)
芦北郡の青壮年部活動の一環で、
熊本大同青果㈱さんを視察させて
頂きました。
私たち生産者にとっては、自分たちが
生産した青果物がどのような形で流通
しているのか、その青果物がどのように
評価をされているのかを直接流通関係者
と意見交換できる貴重な機会です。
早朝の5時前。JAあしきた本所に集合。
熊本市にある熊本大同青果さんに向けて
出発します。7時からのセリの見学が
視察研修のスタートです。
👆AM7時。市場でのセリが
一斉にスタートします。
ここで日本が誇る「セリ」システムに
ついて簡単にまとめてみます。
青果物の卸売市場で行われる
「セリ(競売)」は、活気ある独特の
雰囲気だけでなく、非常に合理的な
仕組みでだそうです。
1. 「適正価格」が瞬時に決まる(価格形成機能)
セリの最大の利点は、その時々の
需要と供給のバランスがリアルタイムで
価格に反映できる点です。
大量に収穫された日は安く、
希少な日は高く設定されるため、
不自然な在庫余りや不足を防ぎます。
また。 公開の場で一番高い値をつけた人が
買い落とすため、取引の透明性が非常に
高いのが特徴です。
2. 大量の品物を「スピーディー」に捌ける
青果物は「鮮度が命」です。
セリは数秒単位で次々と落札されていくため、
短時間で膨大な流通量を処理できます。
3. 生産者と消費者の「安心」を守る
市場が間に入ることで、代金の回収や
品質のチェックが組織的に行われます。
農家(生産者)は、売った代金が確実に
回収できるため、安心して生産に
集中できます。
熊本大同青果さんでは、多くの市場で
相対取引の比重を大きくする中、
「セリ」を開催する事に注力されて
いるそうです。
もちろん相対取引にも力を入れ、
市場よりも「高く」そして「確実」に
販売できるよう努めているそうです。
👆マルタブランド(JAあしきた)の
甘夏です。市場で待つこの甘夏たちは
なかなかの存在感で、場内で積まれて
いました🍊🍊
👆大同青果の果実統括部長さんに
最近のトレンドや今後の販売の
見通し、JAあしきたの柑橘(デコポン
・甘夏)の評価などについて説明を
受けました。
特に印象深かった話をひとつ。
「コロナの巣ごもり需要で、青果物に
対する生活者心理が変わり、美味しい
青果物を直接求める人々が増えています。
実際に柑橘に関しても需要が増え、
価格も高値で維持されています。
生産者にとっては一定品質の柑橘を
生産すれば確実にお金がとれる良い
環境になっているのではないでしょうか。」
👆つまり、新規就農者にとっては
追い風ともいえる市場環境だそうです。
👆市場に店舗を構える「仲卸」の
3社を訪問しました。
皆さん共通の話題としては、
JAあしきた産の加温デコポン(年内出荷)
が需要に対して品薄なため、
兎に角、ほしい(増産してほしい)との
要望でした。年末商戦で重宝される
JAあしきたのデコポンはかなりの
人気だそうです。
👆市場視察の後は、熊本市内で
取引されているスーパーの視察です。
youmeタウン(マート)やイオン、
サンリブなどを視察します。
👆L玉サイズの甘夏の袋販売です。
果物販売の棚で、他の柑橘にも
負けない存在感で販売されて
います。
市場、仲卸、小売りと視察を
させて頂きました。関係者の方々から
は「JAあしきた産」の柑橘に対する
多くの信頼と評価のお言葉が
ありました。当園のとっては
JAの共同選果場に生産物を出荷する
ことで、私たちの手元からは離れて
行くわけですが、その生産物に
期待して取引をして頂いている
方々、そして購入して頂く方々に
支えられていることに、
身が引き締まる思いでした。
本年度産も新たな気持ちで、
レベルの高い柑橘を生産して参ります。