デコポン(不知火)満開宣言

本日、当園の露地デコポンの花の満開を宣言をします。
今年は桜の花と同様に、咲きはじめから
満開、そして落花までの期間が長くなりそうです。


果樹の生産においては、開花している期間が長いことは、あまり好まれません。
ひとつは病害虫のリスク。
もうひとつは植物ホルモンの観点からです。
少し専門的な話ですが、開花期間が長い状態は、「オーキシン」が活性状態であり、
アブシン酸」の活性が低い状況です。
アブシン酸」は活性化すると、落花を促進し、結実を促すホルモンです。
開花期間の長い年は、生理落果(植物の生理的な理由で落果してしまう現象)が
多くなる可能性があります。

人の手でできる対策はありませんが、
気温が上がってくれると「アブシン酸」が
活性化され、結実が促されるのですが、、、。

大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) の生産規模で経営。 加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

Share
Published by
大地と甘夏

Recent Posts

~もう米騒動はいやだ!~⑤

猛暑による体力の消耗なのか、夏…

3時間 ago

雨不足と潅水作業

8月4日(月)の現在AM8時。…

3日 ago

みかん出荷反省会

7月31日(木)JAあしきたの…

4日 ago

アゲハ蝶

農家2年目ですが、自然相手の仕…

6日 ago

就農仲間と園地巡回

7月29日(火)最後の降雨があ…

1週間 ago

農機自動車大展示会

7月25日(金)、26日(土)…

2週間 ago