6月27日(金)。なんと、なんと。
九州北部・南部で梅雨明けしたと見られる
と、福岡気象台、鹿児島気象台から発表され
ました。平年より北部は22日、南部は18日
早いそうです。
ここ津奈木町は熊本県南部に位置し、
九州北部と南部の境界的な場所です。

肝心の降水量ですが、概ね昨年の7割~8割と
説明されていますが、当園の雨量計観測でも
昨年の8割の雨量です。※(5月-6月)
今のところ生育は順調なだけに、7月にも
まとまった雨が降ることを願うばかりです。

さて、昨日までの雨の期間。園主は施設の
デコポンの枝吊り・摘果作業をコツコツ
行う日々を過ごしていました。
施設内での作業は天気が良いと室内の
気温が上り、体力の消耗が激しいので、
雨・曇空の天気はありがたいのです。
逆に梅雨明けの今日からは大変です😢

予想外に早い梅雨明け発表でしたが、
なんとか本日、枝吊り作業と1回目の
摘果作業が完了しました。
そこで、肝心の生育状況について
ご紹介したいと思います。












👆デコポンの2Lサイズを目指す指標付きの
スケールです。少し見にくいですが、
露地デコポンで、7月1日に赤の範囲
(3㎝~3.5㎝)に肥大していると、2Lサイズ
を狙える肥大状況というわけです。
これとは別に施設デコポンでは7月上旬に
3.8㎝以上という指標が使われます。
👆の果実は当園での現在の標準的なサイズ
です。調度、腰から少し上の樹環あたりの
果実ですが、3.5㎝程度の果実です。
なんとも嬉しい限りです。















👆は顔から上の天なり果と呼ばれる果実
です。成長が早い部分の果実です。
この部分の果実は4㎝以上ばかりです。
大きくなりやすいので、そのままでは
果実の重みに枝が耐えられず折れてしまう
こともあります。そうならないように
麻ひもで緩く吊り対策も行いました。

大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) の生産規模で経営。 加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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