加温ハウスのお仕事

2026年2月14日(土)

この日、加温ハウスを所有する
農家仲間の援農です。

芦北地方の名産のデコポンですが、
ハウス(施設)で重油で温室をつくり、
早期に出荷(11月~12月)する加温デコポン。
加温が可能なハウス(施設)で重油を
焚かずにビニールで露地より保温性を
高めて生産する無加温デコポン。
※出荷は1月末~2月
そして露地で生産する露地デコポンに
分類されます。
年内~年明けに向けて出荷される
加温デコポンはいわゆるシーズンの
初物として高単価となります。
しかしながら、生産技術と加温設備の
管理などなど、生産の難易度は格段に
上がります。

園主としてもいつか挑戦したい作柄ですが、
技術と資金力が最低限必要です。

さて、そんな加温ハウスを有する農家
仲間のハウスで、今日はハウスの内張を
する援農(お手伝い)です。
出荷を年明け早々に終えている加温ハウスは
既に収穫後の十分な潅水。剪定。
施肥が終了しています。
そして、2月20日から重油での火入れが
義務として課されるため、その準備です。

そもそも内張とは、ハウスビニールの
内側にさらに農業用ビニールを設置し、
より確実な温度の確保と、重油の効率的な
使用(省エネ)を目的に行います。

👆内張を張る前の状態です。
 この時期はハウスビニールを若干
 開けておくことで、十分な「寒」
 樹々に与えます。














👆内張完了に状態です。
 この状態でも薄っすら汗ばむ程。
 この時期にとっては快適な空間です。
 おそらく20℃~22℃程度です。














👆加温機です。この機械に重油が
 流れ加温します。
 厳密には加温した空気をハウスに
 送ることで温度を上げいきます。














👆本日の作業の締めは煙突の
 設置です。重油の燃えカス
 (煙)を外に放出します。

加温生産は人工的に春をつくり
樹々を早期に目覚めさせます。
この火入れの期間は加温生産の農家は
夜も見回り等で温度チェックを行います。
人工的な春の気温の中、万が一でも
加温機に不具合があり、寒にあてて
しまうと大変です。
樹々の生体リズムが崩れ、様々に
影響が出ます。
最悪の場合は実がならないどころか、
樹々をダメにするリスクもあるのです。

デコポン農家の私たちにとっては
この加温農家の火入れは、
ある意味、春が近いことを知らせる
風物詩のようなものですね。

大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) の生産規模で経営。 加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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大地と甘夏

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