Categories: 新規就農

経営発展支援事業②

2025年10月14日(火)
新規就農者は就農前及び就農後に
様々な国の支援制度を受ける機会が
あります。
以前もご紹介しましたが、タイトルの
「経営発展支援事業」もその一つです。
詳しく↓を参考下さい。
https://www.kato-orchard-52.blog/wp-admin/post.php?post=310&action=edit

園主もこの支援制度を受けたく、
申請を行っています。
本日、申請を行った「町」(園地の
属する市町村に提出)から
「補助金等交付決定通知書」
頂きました。これは要約すると、
「申請した内容について、国及び
県が了承したので、事業実施主体で
ある「町」が補助金を申請者に交付
します。」
という内容です。
つまり、この通知を頂いたことで、
申請した資材・機械を購入する
ことができるということです。

しかしながら「直ぐに購入」という
わけではなく、これから再度、
業者さんに合い見積もりを取り、
提示された金額が適正か、また、
予算執行額の削減に取組む
必要があります。

とは言え。ここまでくればほぼ
購入することができます。
園主としてはひと安心ですが、
購入までの道のりは正直大変です。

改めて国の「補助=税金」を交付
頂くということの重さを感じます。
が、、、。面倒です。

参考までに、ここまでの歩み
(ポイント)についてまとめて
みました!!

【経営発展事業を活用するには!】
①就農開始前に就農予定地の行政に
 事業活用の申し出を行う。
 これ、かなり重要です!!
 市長村が予め、県に事業活用予定者の
 申請を行っていなければ、おそらく
 申請することすらできません。

②経営発展支援事業計画書等を作成、
 承認申請。(市町村に提出)
 👆自力でほぼ不可能な内容です。
 市町村や振興局に必ず相談することを
 オススメします。

③ ②の事業計画の承認を受けることが
 できたら、市町村に交付申請を行う。
 同時に「青年等就農資金」の借入申込
 が必要です。


④ 交付決定
  =「補助金等交付決定通知書」

👆④がまさに今日です。
 実際ここまで来るのに、①から
 1年以上が経過しています。

わずか3ステップのようですが、
おそらく一番の障害は経営計画の承認
です。
「経営発展支援事業」は就農してから
2年度の間しか原則対象となりません。
利用を検討している方は、とにかく
早めの相談・行動をオススメします。



大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) の生産規模で経営。 加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

Share
Published by
大地と甘夏

Recent Posts

青壮年部視察研修

2025年11月12日(水)~…

21時間 ago

つなぎふれあい祭り

2025年11月8日(土)この…

5日 ago

甘夏園地評価

2025年11月6日(木) ス…

7日 ago

果樹園主のソラマメ日記③

2025年11月4日(火)世間…

2週間 ago

施設(ハウス)の修繕

2025年11月1日(土)早朝…

2週間 ago