Categories: 米づくり

~もう米騒動はいやだ!~③

お米の学びなおし講習会(2回目)を
受講して来ました。
2回目の講習内容は代かき、田植えです。
















先ずは「代かき」です。㈱アグリ津奈木の
坂口社長から説明を受けます。
「代かき」は田んぼに水を入れ、土を砕いて
平にしていく作業です。苗の活着促進や
雑草の抑制、水漏れ防止など重要な目的が
あるそうです。
坂口社長は「地域には多くの米作りの
先輩方がいて、やり方、考え方は様々です。
良い米を少しでも多く作りたい!という
気持ちを尊重した上で、手間をかけず、
スマートに米作りをしましょう。」と、
教えて下さいます。
「代かき」ではエンジンの回転数は2000、
深さは10cmで浅く、ゆっくり行うことが
ポイントのようです。先ずは外周を1周して、
その後、中を縦方向に進行します。


















次は「田植え」です。4条植えの田植え機で
実演です。進行手順は、4条の倍、8条の
スペースを外周に設け、先ずは縦方向に
植えて行きます。縦方向(田んぼの中央部)の
田植えが完了したら、8条分残した外周の
最も外側を1周、そして残りの内側の4条分を
植えて完了です。
人手が多かった以前は、苗が欠けた場所、
四隅など手で補植していましたが、最終的な
収量はあまり変わらないので、機械植えで
できる範囲で良いとのことでした。


















今回の講習では条間は30㎝、株間が25㎝で
4本~6本で植付ました。

(株/㎡)=1÷株間÷条件の計算式です。
1÷0.3m÷0.25m=13.3株/㎡となります。
坪(1坪=約3.3㎡)に直す時は、
13.3×3.3≒44株/坪の間隔で植えつけました。












大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) の生産規模で経営。 加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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大地と甘夏

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