晴耕雨読。晴れの日に田を耕し、
雨の日は自宅で読書。
農家はそんな悠々自適なイメージが
あるかもしれません。
実際、そんな日もあります。
熊本県芦北地方では、ここ3日間で
150㎖を超える雨が降っています。
梅雨のシトシト雨でなく、豪雨です。

こんな梅雨時期は果樹園を心配しつつ
読書を。と言いたいとこですが、
梅雨の間に施設デコポンの「枝吊り」
作業を行います。

「枝吊り」作業ですが、トゲの多い
デコポンの樹で、果実の擦れの防止
すること。日当たりを良くすること。
枝折れ防止を目的に行います。
「枝吊り」を行うことで、樹幹の
空間を有効に活用し、高品質の果実の
生産を目指します。

















👆麻ひもで、枝を吊り上げます。
「枝吊り」作業ですが、イメージより
結構大変な作業なんです。麻ひもを
高いところを通して枝を吊るすので、
肩を上げっぱなしです。
これ、辛そうでしょ💦💦。
大丈夫、結構慣れます(笑)

梅雨が明けた頃には、果実や枝に
しかっりと太陽の光が届くように、
「枝吊り」作業は今が踏ん張り時です。

余談ですが、園主が「枝吊り」作業を
行うと、樹の形が見えやすくなるので、
剪定の反省が始まってしまいます。
「どうしてこの枝残したのだろう?」
「なぜこの枝切ってないのだろう?」
と。反省と思案をしてしまうので、
なかなか進みません( ;∀;)



大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) の生産規模で経営。 加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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大地と甘夏

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