Categories: 地域活動

中山間地域等直接支払事業

2025年11月25日(火)

「中山間地域等直接支払事業」
難しい名前の事業ですが、皆さんご存じ
ですか?農家の中でも中山間地で農業を
営む方でないと知らない方も
多いかと思います。
概略としてこんな感じです。↓
「農業生産条件が不利な中山間地域で、
集落などを単位に農用地の維持管理に
関する協定を結び、農業を行う場合、
面積に応じて交付金が支払われます。
耕作放棄防止や多面的機能の確保を
目的としています。」


国の考えとしては、農業人口が減る中、
地方の農地の衰退をなんとかしたい。
補助金を出すので、集落などを単位に
組織を形成し、集落で話合いの元、
協力して農地を守り、国土の保全を
してくだいね。という具合です。

園主は今年度から、この集落組織で
役職を頂きました。
師匠から「今後、農家で生計を立てる
なら、このよう制度の理解や国や
行政、地域の考えを学ぶ上でも
良い機会になるから。」と
役員に推薦頂いたのです。





















👆今日はその制度について研修です。
 役員として参加する必要があります。
 制度の中身については割愛しますが、
 今回の研修のポイントは
 「活動組織の広域化」でした。

要は、これまで主に集落単位での活動を
推進されてきましたが、農家人口の
減少(過疎化)や高齢化で、その組織も
存続が危ぶまれています。
集落単位の組織を新たに束ねる組織を
設立して、組織の簡素化(事務など)を
計り、お金や人のリソースを集約
させてはどうせすか!?
当然、賛同するなら補助金増やします。
というわけです。
これは同時に役場(行政)担当者や
国の事務負担も減るので、、、。
という事のようです。

園主としては、集落ごとに独立した
権限や予算を持つ方が実利として
有難いと思いますが、大きな流れと
して広域化もいたしかたないとも
思います。

いづれにせよ、農家にとっての
最小組織単位は集落だと園主は
考えます。
集落が集落として存続できる事を
一番に考えて活動したいものです。

大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) の生産規模で経営。 加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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