Categories: 新規就農

新規就農と住居②

昨日のお話の続きとなります。
我家の諸事情で2025年度中の引越を
決断しました。
※現:芦北町⇒津奈木町へ移住。
理由とししては、やはり園地の所在地と
住居の行政区を一緒にしたいこと、
自宅から園地までの移動距離(時間)を
短縮したいためです。
我家には来年、小学校にあがる子供が
いるので、入学前に住居を整えることを
目標としました。

さぁ!決断したら住居探しです!
早速ネットで物件探し。と思いきや、
町に不動産業者がなく、相談する業者も
検索できる物件もないのです💦。
それなら、公営住宅だ!町に相談です。
ところが、、、。
「既に公営住宅に入居している世帯は
「住宅に困窮している方」には当て
はまらないため、別の公営住宅に応募
することはできません。」との説明。
公営住宅へ転居の道も絶たれたのです。

これは困った。と思っていたら
「空き家バンク」の紹介を頂きました。
津奈木町では「空き家バンク」で住居を
契約すると、家財道具の処分費用や
リフォームの補助
があるとの事です。
早速、良さそうな掲載物件の内覧を
申込、家主さんと交渉です。
ところが、、。多くの物件では売却を
希望されるケースが多く、修繕費用も
掛かります。結果、「予算が厳しい」。
どれも街中と比較すれば格安ですが、
最低でも数百万円です。
購入ができないわけではないですが、
農業経営の基盤が盤石ではない、状態で
貴重な現金を使うのは躊躇します。
しかも、会社を退職後なので、
「ローン」が組めない、、、。

「移住はできないかも。」
諦めかけましたが、最後の手段に出ます。
それは、、。「地元の方に頼み込む」
です。農業関係の集まりなどの度に
「住居を探しているのですが、
どちらか紹介しただけませんか?」と。
お願いして回ります。

お願いすること半年、本当に多くの人に
ご協力を頂きました。園地や家族の事を
考慮して、「〇〇地域が便利がいい。」
「あそこが小学校に近い」などなどと
検討して頂き、遂に「あそこの家主さん
と話がついているが、どうだ!?」と
紹介を頂きました。
しかも、「住んでくれるなら有難い」と
言って頂き、とても有難い条件で、
契約して頂けました。

現在、移住に向けて準備を進めている
ところです。家財道具の処分、修繕etc。
引越まで課題も多いのですが、これも
地元の方々の協力して頂き、順調に
進めています。「リフォーム」と
いってもDIYですが、これもいつか
記事に出来たらいいなと思っています。

先日、業者さんと3日間の大仕事で、
家財道具処分が終わりました。
この家がどうリメイクされるのか
楽しみであり大仕事です。

大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) の生産規模で経営。 加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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大地と甘夏

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