柑橘農家の節目

柑橘農家の節目

2026年3月20日(金)

3月20日。
当園ではこの日を柑橘(中晩柑)生産の
節目の日として強く意識しています。
なぜなら3月20日は例年(例外あり)春芽が
動き出す「発芽始め」だからです。
収穫を終えた樹々を十分に休ませ、剪定を
行い、施肥を実施、最後は発芽前の防除を
行う。
ここまでが発芽始め前に行う作業です。

師匠曰く「柑橘農家の年末からの繁忙期、
収穫後はとにかく剪定を急ぐこと。
適期に行う仕事は何がなんでも適期に
終える事。!」
「仕事は追っても追われるな!!」

就農以来、大切に守っている師匠の
教えです。今年は収穫作業を予定通り
終えたものの、その後の剪定作業は
予定から大幅に遅れてしまいました。

それでもなんとかこの節目に作業を
終えることができましたが、今年導入した
機械の活躍に助けられました。

👆当園で導入したウッドチッパー。
(右)剪定くずの一部(1.5t車の一台分)
共立:KCM141DXです。
https://www.yamabiko-corp.co.jp/kioritz/products/category/detail/id=15467

実は今年、このウッドチッパーを導入した
こともあり、かなり大胆に枝を整理しました。
もちろん樹への負担を考慮して切るのですが、
強い剪定は、剪定後のくず枝も多く出るため、
その処理がとにかく大変なんです。
ウッドチッパーを使用しない場合は基本的には
園外への持ち出し、処分します。
当園では園外には持ち出さずに電動鋏で、
可能な限り細かく裁断して、幹の傍に寄せて、
腐植するのを待つ方法で対応していました。
この方法の欠点は大きな枝の腐植に数年かかり、
作業の邪魔になったり、転倒の原因にも
なります。
そのため、これまでは強い剪定は最低限度に
止めていたのです。

👆ものの30分でトラック1台分の剪定くずを
処理できます。しかも亜主枝、幹でも
がんがん処理してくれます。

👆チップ化した剪定くずは早期に
分解され、果樹園の肥やしとして
再利用されます。この状態にする事で、
「黒点病」の感染リスク低減にも
繋がります。

共立:KCM141DXの導入は当園に
とっては大きな助けとなりました。
約1.2haの当園の生産面積ですが、
約6日間の作業で、剪定くずの
処理を完了する事ができました。
次の節目は花の咲き始め~満開ですね🌸

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大地と甘夏

大地と甘夏

KATO果樹園 園主

大学卒業時に将来農業で起業することを決意。

食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、

2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。

2024年、念願の就農。

現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、

露地デコポン(20a) の生産規模で経営。

加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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