甘夏(川野夏橙(ダイダイ))

甘夏(川野夏橙(ダイダイ))

当園の主力は「甘夏」!
昭和25年(1950年)に現在の葦北郡芦北町田浦に苗木導入された「川野夏橙」。
昭和31年(1956年)に田浦甘夏みかんとして熊本市場に初出荷された歴史をもちます。
今から75年も前の話です。
当園は甘夏の木は、甘夏発祥の地である田浦に導入されてから約8年後に苗木を譲り受け、
定植されたそうです。※なので、当園の甘夏の木は65歳を超えるものが沢山あります。
甘夏の「正式名称:川野夏橙」の「橙」は「代々」の意味から代々栄えるとして縁起物とされていることは
有名ですよね。実際、初夏に花をつけて、年末には収穫可能な果実をつけるのですが、そのままで、
翌春も枝に残ります。さらに驚きは、枝に果実をつけたままでも翌春には花芽をつけ、実をならす
ことができるのです。※実際は当園はもちろん農家は12月末~2月上旬頃には収穫を行っています。
甘夏の生命力には驚くばかりです。65歳を超えた当園の成木もまだまだ元気です。
いつまで元気に変わらずに果実をつけ続けてくれるのか、誰もわからないそうです。
園主としては、今ある成木達を大切に管理しつつ、同時に次の世代に向けて新たな苗木に更新を
行っているところです。

2025年4月21日時点の当園の甘夏です。1本だけ果実を残して少しづつ食べています(笑)
ごらんの通り、昨年(2024年)の果実を枝につけたまま、今年の花芽がついていまね。

カテゴリー

大地と甘夏

大地と甘夏

KATO果樹園 園主

大学卒業時に将来農業で起業することを決意。

食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、

2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。

2024年、念願の就農。

現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、

露地デコポン(20a) の生産規模で経営。

加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

関連記事