農家1年目の昨年。
地域の有害鳥獣捕獲員の方から
勧められ、「第一種猟銃」と
「わな猟」の狩猟免許を取得しました。
そして入会したのが「猟友会」です。
「猟友会」とは?
「猟友会」は、すべての都道府県に
設置されている狩猟者を会員とする
団体です。各都道府県猟友会には、
概ね市町村を単位とする「支部猟友会」
又は「地区猟友会」があり、地域の支部
(地区)猟友会に加入すると、
その都道府県猟友会の構成員となり、
さらに大日本猟友会の構成員になります。
一般社団法人 大日本猟友会HPより。
簡単に説明すると、入会することで、
各種行政手続きや保険手続き、
狩猟に関する指導なども行てくれます。
「猟友会」や「狩猟」という言葉を
耳にすると、近年ではクマの駆除や
市街地に現れるイノシイの対応を
想像される方が多いのではないで
しょうか。また「狩猟」では
犬を伴い、狩りを行う様子などが
一般的なイメージかもしれません。
園主の場合は、熊本県芦北地方に
園を構えている関係上、「クマ」に
対応することはありませんし、
犬を伴う狩猟も行いません。
ではなんのために?
それは、農地を荒らす、「イノシイ」や
「シカ」の被害を防ぐためです。
そのため、当園の周辺や、知り合いの
農家さんから依頼を受けた際に、
「わな」を設置して猟を行います。

↑「くくり罠」に掛かったイノシイ。
対峙するときは緊張が走ります。

↑イノシイによる果樹園の掘り起し被害。
一夜にして地形が変わってしまいます。
園主の所属する猟友会会員の先輩方も、
農地や地域の安全のため、
日々活動されています。
【参考】当地区における捕獲実績
R5年度:イノシイ 256頭 シカ 69頭
R6年度:イノシイ 462頭 シカ 71頭
前年度から208頭増えています。
農地や地域への被害のない。
バランスのとれた生態系であって
ほしいものです。