甘夏の花「満開宣言」 5月2日

甘夏の花「満開宣言」 5月2日

2025年5月2日

本日、2025年5月2日。
当園の甘夏の満開を宣言します!!
※果樹園の8割の花が咲いた段階を「満開」と判断します。

















今年は大方の予想通り、多くの花が来ました。
というのも、昨年(2024年)は花数も少なく、
柑橘は全国的に記録的な不作でした。
柑橘は「隔年結果」という現象があり、
収穫量の多い年(表年)、少ない年(裏年)を交互に繰返します。
その現象から判断すると、今年は大量の花が来る
ことが予想されたわけです。

それでは、今年が「表年」で豊作確定か?!というと、
必ずしもそうとはならないところが、
農業の難しいところで、自然の怖さです。

さて、甘夏の花の満開宣言に伴い、
ゆっくりと満開の花を眺めたいところですが、
残念ながらそれはできません。
この満開のタイミングを狙って、「農薬」の
散布を行わなくてはならいのです。
ターゲットは以前紹介した「コアオハナムグリ」です。
可能な限り「農薬」を少なく、効率よく利用するため、
この満開のタイミングが狙い目なのです。














当園では、昨日と本日の2日間で散布終えました。
動力噴霧器で散布を行いますので、
残念ながら花弁の多くが水圧で落ちてしまいます。
散布を終えた後は園地の花は寂しい状態ですが、
より良い果実を実らせるためには、重要な作業なのです。

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大地と甘夏

大地と甘夏

KATO果樹園 園主

大学卒業時に将来農業で起業することを決意。

食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、

2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。

2024年、念願の就農。

現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、

露地デコポン(20a) の生産規模で経営。

加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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