2025年 6月20日 園主の一日

2025年 6月20日 園主の一日

梅雨前線が消えた?梅雨明けか?
そんなニュースが流れた今週ですが、
まさに梅雨明けのような天候が
続いています。
※来週は梅雨前線が復活しそうですね。
日中の30℃を超える温度と80%越えの
湿度は身体に厳しいですね。

そんな梅雨の晴れ間には、柑橘農家が
絶対に避けれられない作業があります。
「農薬散布」です。柑橘は「黒点病」
という糸状菌が果皮に付着しやく、
多雨で発生が助長されます。
梅雨前に薬剤を散布するのですが、
当然、雨が続くと効力がなくなります。
梅雨前の薬剤散布から累積雨量が
250mlを超えたので再散布が必要です。
さらに、「ゴマダラカミキリ」の
来園(飛来)が最盛期を迎えるのも
この時期なのです。
https://www.kato-orchard-52.blog/manekarezarukyaku/

そんなわけで、園主も農薬散布作業です
この時期の「農薬散布」は早朝~午前中
が勝負です。
AM 4:00 起床
AM 5:00 園地到着⇒「農薬散布準備」
AM 5:30 「農薬散布開始」
薬液タンク600ℓを4回散布します。
AM 11:30 「農薬散布終了」

当園では露地の柑橘を約1ha生産して
いますので、「農薬散布」は3日間に
わけて行います。
※ちなみに今日は2日目です。

PM 0:00 帰宅して着替えと食事
PM 1:30 施設柑橘の潅水作業と摘果作業
PM 5:00 本日の作業終了

「農薬散布」は体力の消耗の激しい
きつい作業です。ですが、
品質の良いみかんんの生産と樹を
守るためには重要な作業なのです。
丁寧な作業を心がけて、キレイで
美味しいみかんをお届けできるように
頑張っています。


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大地と甘夏

大地と甘夏

KATO果樹園 園主

大学卒業時に将来農業で起業することを決意。

食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、

2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。

2024年、念願の就農。

現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、

露地デコポン(20a) の生産規模で経営。

加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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