~もう米騒動はいやだ!~②

~もう米騒動はいやだ!~②

園主がお米の学びなおし講習会を受講して。
米づくりに思うこと。
※本投稿は園主個人の主観によるものです。
















園主が就農することを目指して20年。
この間、就農してどのよに生活していくか?
について、書籍やネット、就農セミナー等で
様々に情報収集を行いました。
その中で、考え方割れる「米づくり論争」。
要約すると、「農家なら米をつくれ!」と
「米だけには手を出すな!」という論争です。
農家の方々には大変失礼な議論ですが、
これは頻繁に見聞きしました。

「農家なら米をつくれ!」派の主張。
農業は生産物を作るだけでなく、
地域の文化や環境も支えている。
農業は地域生活を基盤に営めるもので、
地域環境を維持するためにも、
米づくりに関らなければならない。

「米だけには手を出すな!」派の主張。
日本の米生産は衰退の道を進んでいる。
さらに機械や資材費ばかりが高騰し、
農家の収入は最低賃金を大きく下回る。
※計算方法や見せ方による。
これではまともな生活はできない。
水田ではなく高付加価値の生産物を
つくり、農地を維持すべきである。

園主の結論として、就農時点では、
「米づくりには手をださない」という
方針でした。
しかし今は、自分のできる範囲で
お米をつくりたい!と考えています。
理由はいくつかありますが、先ずは、
地域の方々から「米をつくってほしい。
機械はうちのを使っていいから。」とい声を
頂くこと。米づくりは地域で行わないと、
今、頑張ってる方々の負担が大きいこと。
そして、地域の方々、行政の方々の
課題解決に向けてのモチベーションが高いことです。
将来、米づくりにもチャレンジできるように
準備を進めたいと考えています。

一緒に米づくりについて考えてくれる
先輩・友人がいることが大きな励みになりますね。

















↑(左)増永良徳さん (右)正龍くん
増永さんは芦北町の地域おこし協力隊に就任され、
鳥獣害対策を担当されています。
自伐型林業の林業家を目指しながら、
なんと今年度から米づくりも始められます。 

正龍くんは新規就農仲間のお一人です。
今年、正龍くんの実家のお米の味に
衝撃を受けました。本当に美味しい。
本当はこの衝撃が「米づくりをしたい!」と
思った本音かもしれません。










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大地と甘夏

KATO果樹園 園主

大学卒業時に将来農業で起業することを決意。

食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、

2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。

2024年、念願の就農。

現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、

露地デコポン(20a) の生産規模で経営。

加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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