2026年2月1日(日)
まだまだ寒さの続く中ですが、
当園では甘夏の選定作業を開始
します。通常は寒波の心配のない
時期から始めますが、当園は
不知火海に面した霜の心配の場所で
あること。収穫を早期に完了し、
適量の降雨もあったことから、
剪定を開始します。
早期の剪定開始には多少のリスクも
ありますが、メリットが大きい😁
【早期剪定のメリット】
・根の動きも緩慢な時期なので樹へ
負担が少ない。
・茂った枝の中で越冬する害虫の
動きを止められる。
・2月下旬からの防除(農薬散布)の
効率化が大幅にアップする。
⇒薬剤使用料が少なく、樹体全体に
薬剤を散布できる。
👆のような理由で剪定を開始しますが、
作業開始の前に「剪定方針」を決めます。
剪定方針の決定にあたっては、熊本県の
果樹研究所が示す、昨年度産の傾向と
今年の予測を参考にします。
果樹研究所の資料によると、甘夏の
昨年度産(R7年)は着果量は
中~やや少。果実肥大は平年並み。
同化産物の蓄積、花芽分化は
平年並みとのことです。
そこから本年度産(R8年)は
着果量はやや多程度の予想。
比較的新梢も発生しやすいと
予想されています。
当園についても概ねこの傾向と
相違ないと判断しました。
【当園の剪定方針】
◎例年通りの強度の剪定を行う。
①樹幹内部から内向枝、立枝の剪除。
②樹高を抑える。(2.5mを目安)
樹に登り収穫に邪魔な枝は抜く。
⇒樹幹内部に十分に光を入れる。
③第二亜主枝は切り返し剪定で縮め、
第一亜主枝に光を入れる。
④側枝を切上げ剪定で切り返し、
樹幹内部へ押し戻す。
⑤平行枝、逆行枝、重なり枝、交差枝、
下垂枝を「切上げ」で剪除する。
⑥地面から一定の空間を確保する剪定
⑦甘夏は樹幹内部でも収穫できるよう、
枝を選定すること。
⑧最終確認!どこから見てもうっすら
反対側が見えるように仕上げる。
個人的な考えですが、剪定は今年の
みかんの量・質に影響を与える、
最も大きな「変数」と考えています。
必然的に「経営」にも影響します。
そのため、作業の遅れは許されず、
確実に実施することを心がけます。
