視察研修 「ブランディング」

視察研修 「ブランディング」

8月18日(月)新規就農者の集まりで
ある「せしかう会」(任意組織)で
視察研修に行って来ました。
視察のテーマは「ブランディング」
農家にとって、自分の生産した物を、
直接お客様に販売したい!という
思いは誰にでもあるかと思います。
今回は、熊本県でもブランディングの
先駆者として名高い、2社を視察
させて頂きました。
オオヤブデイリーファームさん
https://www.oyabudairyfarms.com/
福馬果樹園さん
https://fukuma-kajuen.com/















👆代表取締役 大薮 裕介氏に直接
 お話を伺うことができました。
 
















👆福馬果樹園さんで、視察への
 思いを語るせしかう会会長。
 この思いに対する返答という形で
 福馬会長にこの後、講演頂きました。

さて、今回勉強させて頂いた2社に
ついては、著名であり既にご存じの方も
多いかと思いますので、改めて記事に
は記しませんが、園主(新規就農者)
としての「ブランディング」に関する
考えを記したいと思います。

農家としての経営を考える際に、
既存の流通網に乗せて販売する形態と
(農協の共販などがまさにこれです。)
自身で販売経路を確立し、生産、
営業、回収、マーケティングなどを
一貫して行う形態とがあります。
簡単に区別するなら、前者は
「価格は市場に委ねられる」
後者は「価格は自分が決める」。
いったところです。
どちらが良い悪いではありませんが、
おそらく生産される農産物の8割が
前者です。

あくまでも個人の感想ですが、
当園の場合、すでにブランド化
された果樹(デコポン・甘夏)で
事業継承をしています。
JA共販という形態ですが、当園は
先ずはこの共販を通して、良い
生産物を生産し、流通させたいと
考えています。新規の就農者は
過去にどのような職歴があっても
農家としては1年生。
JA共販というものは、先ずは
生産することに集中できるという
良い側面を利用したいものです。

最後に大変なご苦労の末に、
価値あるものを世に送り出せれた
大藪社長、福馬会長には尊敬の念に
堪えません。一農業者として、
同じように真摯に農業・経営に
向き合いたいと思うところです。

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大地と甘夏

大地と甘夏

KATO果樹園 園主

大学卒業時に将来農業で起業することを決意。

食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、

2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。

2024年、念願の就農。

現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、

露地デコポン(20a) の生産規模で経営。

加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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