みかん出荷反省会

みかん出荷反省会

7月31日(木)JAあしきたの
みかん出荷反省会に初めて参加して
きました。出荷反省会とは、JAの
果樹部会員に参加資格があり、
出荷・販売を終えた直近(R6年度産)
のみかんの総括を報告頂ける場です。
JA関係者はもちろん、行政の方々、
そして市場関係者の方々が出席され、
市場関係者からの評価を聞くことが
できます。
当園は令和6年度産が初めての出荷
でしたので、この日を楽しみにして
いました。















👆組合長、役員、関係者の方々が
出席され、果樹部会員(生産者)
と向き合います。開始前から緊張感を
感じました💦














👆優秀生産者の表彰が部門ごとに
 行われます。当園もいつか表彰を
 受けられる生産者を目指します!

さて、園主の最も期待していた、
市場関係者からの総評ですが、
令和6年度産は記録的な不作であり
ながら、一定の出荷量を産地として
保てたこと、品質について評価する
内容でした。その成果もあってか
デコポンは初出荷(デビュー)以来、
最高値だったそうです。
ブランドや信用は一朝一夕にできる
ものではありませんので、ここまで
礎を築かれた方々に本当に感謝ですね。

一方、強烈に不満に思うことがひとつ。
来賓含め、市場関係者の方々も、
コストが上がって大変だ!、異常気象で
生産者が大変だ!と口々に言われるの
ですが、その生産者のために、今年は
〇〇円以上で必ず売ります!、〇〇円
以上の販売を目標にしてます。
などといった説明はないのです。
価格は需要と供給で決まる
大原則はもちろん承知の上ですが、
出荷手数料等のコストUPは当然のように
生産者に押し付けておきながら、その分
高く売り還元するというような説明が
「全くない」。生産者にとって、
市場流通させれば価格の決定権がない
ことは承知していましたが、その事の
恐ろしさを改めて感じたところです。

ただ同時に、市場の方々に高く売って
頂ける品質のみかんを作ろうとも
決意を新たにしたところです。

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大地と甘夏

大地と甘夏

KATO果樹園 園主

大学卒業時に将来農業で起業することを決意。

食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、

2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。

2024年、念願の就農。

現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、

露地デコポン(20a) の生産規模で経営。

加えて、黄金柑(20a) 桃 (5a) 一寸ソラマメ (10a)を生産予定

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