2024年に農家デビューした園主です。
昨年度産の選果評価伝票というものを
JA選果場から送ってきました。
この伝票には出荷した甘夏の重量は
もちろんですが、等級(秀・優・無)
や階級(大きさ)、格外や腐敗果の
重量が記されています。
大方、出荷時に把握しているのですが、
改めて成績をまとめると、デビュー
初年度はホロ苦な一年となりました。
その理由の一番が「防除の失敗」です。
ある程度マニュアル通りに、しかも
経費削減を兼ねて、自分では攻めた
管理を行ったつもりでしたが、失敗。
今年は改めて師匠に学び、出直しです。
現時点で、しかも自己評価ですが、
今年は非常に良い出来のようです。

昨年の失敗から、今年大きく見直した
点が以下の通りです。
薬剤の散布量
※使う薬剤によって異なります。
昨年:約500l / 10a
今年:約800l / 10a
薬剤散布日数
昨年:1~1.5日
今年:3日
👆薬剤の散布日数とはわかりにくい
ですよね。昨年は1日~1.5日で60aを
散布していましたが、今年は3日間で
90aを散布します。1日で散布する量は
2400lを上限として、早朝から午前中
(11時頃)までで終えます。
日中の暑さ対策はもちろんですが、
集中して丁寧に散布するには、
この量・時間が限界です。
日数は去年の倍かかってますが、
防除効果は全然違いますね。
極々当り前の事のようですが、
去年の失敗もあって、丁寧に十分な
「防除」の重要性を痛感しています。
もちろん薬剤選定の見直しも、JA
指導員に相談しながら進めました。
気を抜かずに収穫までしっかり
防除したいものです。