Categories: 園主の一日狩猟

【農家ハンター】令和8年度の捕獲日記(目標25頭)【現在 14頭目:イノシシ 15頭目:イノシシ】

2026年8月10日(月)
2026年8月11日(火)

先日、10日〜11日の1泊2日で、鹿児島から宮崎へと
視察研修に行ってまいりました!
目的は「ブルーベリー観光農園」の視察。
導入品種や実際の営業スタイルを現場で学ぶためです。

急遽決まった突貫スケジュールでしたが、同行してくれる仲間の予定も無事に確保。
「さあ、行くぞ!」と、園主としては朝から楽しみでテンションが上がりまくっていました。

ところが……。

ブルーベリー観光農園の詳しい視察報告は次回のお楽しみということで、
今回は「出発直前に起きた大事件」のお話です。

そう、農家であり猟師でもある私の日課……「罠の見回り」での出来事です。

出発直前のバトル!「よりによって今日か…」

視察研修に出発する直前、「念のため」と罠の見回りへ向かいました。

早朝の薄暗い中、車を慎重に走らせながら一か所ずつチェックしていきます。
すると、車内からでもハッキリ分かるほど、不自然に地面が荒らされた場所を発見。

慎重に近づいてみると……いました。「イノシシ」です!

「あちゃ〜……よりによって、今日かよ……!」

心の中で叫びつつも、放置するわけにはいきません。
大急ぎで処理の準備を整え、手際よく対応。
出産・子育てが一段落した様子のメスのイノシシでした。

早朝からの予期せぬ格闘で、帰宅後はバタバタと準備してなんとか出発!
汗だくの幕開けとなりました(笑)。

帰り道、悪夢(?)のデジャブ

そして話は翌日の夕方へ飛びます。

おかげさまで非常に濃い視察を終え、
予定よりも早く無事に帰宅することができました。
「よし、時間ができたし、みかんの樹々の様子も見に行こう!」と、
さっそくみかん山へGO!

……そして、その道すがら。やっぱり気になる罠の確認。

すると、まさかの景色が目に飛び込んできました。

昨日イノシシがかかった場所から、ほんのわずかしか離れていない目と鼻の先。
……またまたいました、「イノシシ」です!!

見事に前脚を括られています。

「なんだか、今回はイノシシに始まり、イノシシで終わる旅だな……」

デジャブのような光景に苦笑いしつつ、いつもの手順で適切に処理。
なんとこちらも、出産後とみられるメスのイノシシでした。

メスが増えるとイノシシが増える?「教えてGemini!」

それにしても、最近罠にかかるのは「メス」が多い気がします。
そういえば以前、私の猟の師匠がこんなことを言っていました。

「イノシシはな、個体密度が下がるとメスが多く生まれて、メスの割合が増えるんだぞ」

……それって本当なのか? 教えてGemini!

🤖 Geminiの解説:師匠の教えは本当?

園主さん、視察に捕獲作業とお疲れ様でした!
師匠さんの「密度が下がるとメスが増える」というお話ですが……結論から言うと、
生態学的に非常に理にかなった「真実」です!

動物の世界には「密度効果(密度の緩和による繁殖率の上昇)」という仕組みがあります。

  1. 生息密度が下がるとメスが増えるしくみ 捕獲などでイノシシの数が減ると、山の中のエサや縄張りに余裕が生まれます。栄養状態が良くなった環境では、生息数を急ピッチで回復させようとする生物の生存戦略が働き、生存率の高いメスや、より多くの子供が生まれやすくなります。
  2. メスは「タフで罠にかかりやすい」!? また、今回捕獲されたような「出産・子育て後」のメスは、授乳や子育てで大量のエネルギーを消費し、深刻な栄養不足に陥っています。そのため背に腹は代えられず、人間が仕掛けた罠の餌や掘り返しやすい場所に誘引されやすくなるのです。

つまり、「個体数が減るほど、生き残りをかけてメスが増え、
さらに子育て後のメスは腹ペコで罠にかかりやすくなる」というわけです。
師匠の経験則に基づく知恵、おそるべしですね!

ついにカウントダウン開始!目標達成まであと……

というわけで、今回の怒涛の連続捕獲により、今期の累計捕獲数は15頭目となりました!

今年度の目標は「25頭」。

ついに残り10頭!カウントダウンの始まりです。

大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) 、黄金柑(5a)、 一寸ソラマメ(5a)、お米(30a)の 生産規模で経営。 「ブルーベリー」「にんにく」の生産挑戦のため準備中。