2026年8月27日(木)
昨日の午後、待ちに待った雨が降りました。
8月10日にわずか2㎜の降雨を観測して以来の、本当に久しぶりの雨です。
深夜から早朝にかけて静かに降り続いた雨は、合計8㎜を記録。
昨晩は、心地よい雨音を子守唄に最高のアロマを感じながら眠りにつくことができました。
そして迎えた今朝。 空を見上げると、
雨を心待ちにしていた私たち農家にお詫びするかのような見事な虹が!
「これで少しは潤う……」と、胸が安堵感でいっぱいになりました。
「久々のまとまった雨だし、今日は少し休もうかな……」 なんて思いが頭をよぎるのも束の間、
すぐに打ち消します。
「待てよ。久々の雨なら、森の獣たちも動き回っているはずだ!」
そうです、日課の罠の見回りです。
みかん山へ向かう道すがら、いつもの仕掛けポイントをひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ……
と確認していきます。
結果は、見事なまでの「空(から)はじき」。
獣が活発に動いた形跡はあるものの、うまく罠にかかっていません。
「甘くないなぁ……」と苦笑いしながら、最後の仕掛け場所へ。
軽トラから降りた、その直後でした。
ガサゴソッ!!!
藪の奥から響く大きな音。 いました!
巨体をくねらせ、激しく暴れる巨大なイノシシです!
お腹の張り具合から見て、妊娠しているメスのようでした。
普段なら命がけの厳しい戦いになる大型イノシシですが、
空気銃を導入してからは止め刺しの安全性が格段に上がりました。
狙いを定め、心臓へ「ドン」。 一発で動きを止め、その後迅速かつ安全に処理を完了しました。
そして……
\ 今シーズンの累計捕獲数、20頭目を達成!! /
今期の目標である【25頭】まで、残りあと5頭!カウントダウンが見えてきました!
👇師匠の「幸吉さん」の罠にもかわいい兄弟が掛かっていましたよ🐗🐗
処理を終えた後は、みかん山の見回りへ。
恵みの雨を浴びたみかんの樹々はもちろん、
デコポンや甘夏の果実たちも、どこか誇らしげで気持ちよさそうに見えます。
しかし、園主にはまだまだ大きな仕事が待っています。
みかんの作業を一旦ストップし、次なる現場へ向かいました。
そこは、当園の次なる収益の柱として絶賛挑戦中の「一寸ソラマメ」の圃場です!
今年新たに借り受けたのは、温暖で冬場の霜害リスクが低い、
海に面した絶好のロケーション(約20a)。
もともとは耕作放棄地だったため、草を刈り、
畑作のための「耕起(こうき)作業」が必要なのですが……
連日の猛烈な日照りで土がカチカチになり、
手が出せない状態が続いていたのです。
この雨は千載一遇のチャンス!
相棒である「ヤンマーの歩行型耕運機」を引き連れて、いざ出陣です!
……ん? 「えっ、20aの広さでトラクターじゃなくて……耕運機!?」
そう思われた方、大正解です(笑)。
実はこの圃場、ソラマメには最高の条件なのですが、
入り口が狭くてトラクターが入れないという弱点があります。……
まあ、そもそも当園にはトラクターがないのですが! というわけで、
今回もこの小型耕運機が頼もしい 相棒 なのです。
早朝の涼し気な雨から一転、昼前には予報通りの「猛暑」が襲いかかってきました。
日陰が一切ない畑の真ん中。 ジリジリと照りつける太陽の下、
ひたすら相棒の速度に合わせてゆっくりと圃場を歩き続けます。
汗が目に入り、泥にまみれながら歩くこと5時間。
本日の目標であった全体の3分の2の耕起を無事に終え、
ヘトヘトになりながら畑を後にしました。
ですが、園主の一日はまだ終わりません!
暑さが残る夕方からは、狩猟の師匠・幸吉さんが駆けつけてくれました。
当園の要望に応えていただき、二人掛かりで約200kgもある巨大な箱罠を設置。
手際よく仕掛けまで完了させます。
その後は恒例の現場巡回と、私の「くくり罠」の指導タイム。
慣れが出てくると、どうしても自己流の癖がついたり、
大切な基本ポイントを見落としがちになります
(実際、今回もバッチリ指摘されました笑)。
師匠に改めてポイントを叩き込んでもらうことで、
新しい気づきが得られ、狩猟への意欲が一段と湧いてきます。
「ここも今朝チェックしたんですが、空はじきしちゃってて……」
そう言いながら朝の見回り場所を幸吉さんに見てもらった、その時でした。
「おい!タヌキがかかっているじゃないか!」
「えっ!?」
よく見ると、樹々の陰に隠れるようにして、
かわいらしいタヌキ(オス)がちょこんと罠にかかっていたのです!
まったく気づきませんでした……流石は師匠の眼力です。
タヌキも農作物に被害を及ぼす有害鳥獣に指定されているため、
感謝を込めて適切に処理させていただきました。
結局、この日は早朝から日没まで、森へ、みかん山へ、畑へ、そしてまた森へ……
と一日中動き回り、帰宅した頃には完全に疲労困憊。
ですが、目標達成への一歩と、新しい畑の準備、
そして師匠からの学びが得られた、非常に濃密で充実した一日となりました。
最後に……皆さんも真夏の屋外作業(特に日陰のない畑!)には、
くれぐれも熱中症対策をして気を付けてくださいね!