2026年8月23日(日)
熊本地震の大きな傷痕が残る中、無事に開催された
「お米の学び直し講習会(第5回)」。
前回は残念ながら中止となってしまっただけに、
会場で近隣町の行政関係者や生産者の皆さんの元気な顔に再会できた瞬間、
胸の奥からすっと安堵の思いが込み上げてきました。
地域が少しずつ、でも確実に落ち着きを取り戻しつつあることを実感します。
電気柵(電柵)設置の重要ポイント
今回のメインテーマは、この時期の最重要課題である「鳥獣害対策」です。
早い圃場ではすでに出穂(しゅっすい)を迎え、
稲穂がぐんぐん充実する重要な時期。
それだけに、大切な稲穂を守り抜く「電柵」の設置作業には熱が入ります。
講習会には、被災地・八代市に本社を置く電気柵メーカー
「末松電子製作所」の営業担当者様が駆けつけてくださいました。
自社も大変な被害を受け、復興の真っ只中であるにもかかわらず、
「必ず会社を再建し、変わらず皆様に電気柵をお届けします!」と
熱く語る姿には、会場全体から温かく力強い拍手が巻き起こりました。
末松電子さん&芦北地域振興局の先生から教わった、電柵設置の鉄則は以下の通りです。
病害虫の影と収穫へのカウントダウン
地域内ではトビイロウンカや斑点米カメムシに加え、
今年は特に「コブノメイガ」の被害が顕著に出ているとのこと。
我が家の圃場も例外ではありません。
出穂が確認されれば積算温度から収穫適期が割り出されますが、
水不足の悲鳴も聞こえる中、病害虫・鳥獣害・水管理と、
一瞬も気を抜けないシビアな日々が続きます。
みかん山での作業と「農家ハンター」のリアル
講習会終了後は、そのままみかん山へ移動して潅水と摘果作業です。
しかし、その前に……いつもの「パトロール」を欠かしません。
車を走らせていると、車内からでもハッキリと分かるレベルの「大物」の気配!
急遽、農家仲間でプロ級の料理の腕前を持つ「ゆうきくん」に応援を頼み、
銃を手に現場へ急行しました。「うま~く仕留められれば、ゆうきくんにプロの手際で捌いてもらって
絶品肉をGET……」などと、密かな下心を抱きつつ決戦の火ぶたが切られました。
👆中央の木の後ろに隠れるイノシシ。約15m程後方から狙います。
しかし、現実は甘くありません。今回は銃のドットスコープの調整前だったこともあり、
狙い通りの場所に命中させることができず……。数発を要して動きを弱めたものの、
最終的には「槍」を使っての止め刺しとなりました。
17頭目の獲物と、見えた次のステップ
仕留めた獲物を確認したものの、激しく暴れさせてしまった上に
素早く急所を射抜くことができなかったため、死後硬直が早く進み、
残念ながらお肉をいただく状態にはできませんでした。
命を無駄にせず「命の恵み」としていただくためには、
空気銃で一発で急所を突き、素早く適切な放血を行う技術が不可欠だと痛感させられます。
とはいえ、これで今期の累計捕獲数は17頭目! 今年度の目標「25頭」まで、あと8頭となりました!
農作物を守る技術も、命と向き合うハンターとしての腕前も、まだまだ学びの連続です。