2026年6月5日(金):雨あがりの山にて
昨日は一日中、梅雨の大雨に見舞われました。
当園の雨量計は「33mm」を記録していました。
大雨の際、野生動物たちは安全な場所で
じっと嵐が過ぎるのを待っています。
そして、自然の猛威が去った後は、
蓄積した渇きや空腹を満たすために
活発に動き出します。
そう、今日のような日は――獲物が罠にかかりやすい
「絶好のタイミング」なのです。
👆罠を設置している場所へ向かいました。
ここは前回、イノシシがかかった場所です。
(※写真のように、罠の入り口には識別のための
ピンクテープを巻いています)
現場に近づいた瞬間、確かな「気配」を感じました。
昨日の雨でぬかるんだ地面。
そこに、泥だらけになったイノシシが
罠にかかっていました。
👆推定体重60kgほどでしょうか。
幸い、罠が木などに絡まり動きは制限されており、
前足にもしっかりと罠がかかっていることを確認しました。
この状態であれば、速やかに「槍」で
止め刺しを行うことができます。
無事に止め刺しを完了し、
奪った命に対して静かに手を合わせました。
👆命を弔い、罠を外そうとしたその時です。
ふと目に留まったのは、「切れかけ」のワイヤーでした。
狩猟において、ワイヤーが切れることは珍しくありません。
通常であれば「切れた=獲物は逃走」している
ケースがほとんどですが、
稀に止め刺しの最中に切れてしまうことがあります。
これが、現場で最も危険な瞬間です。
もし、その場で向かってくれば襲われるリスクがありますし、
あわててしまい、予期せぬ怪我を負うこともあります。
今回は無事に処理を終えることができましたが、
改めて「安全に絶対はない」と気を引き締めました。
どれだけ慣れていても、常に緊張感を持って
現場に向かわねばなりません。
目標達成まで、、、残り「21匹」です。