Categories: 米づくり

新米農家、プロの洗礼を受ける!?津奈木町「酒米研究会」水管理のススメ

2026年7月7日(火)

梅雨明けの気配を感じる、久々の青空! ……とはいえ、
昨日までの雨のせいで湿度はマックス。
体にじっとりと堪える、不快指数高めの七夕となりました。

そんななか、本日は津奈木町「酒米研究会」の現地視察が行われました!
実は園主、今年から初めての米作りに挑戦中。
普段のうるち米(主食用のお米)に加えて、
なんとこの「酒米」づくりにも参戦しているのです。

※津奈木町「酒米研究会」についての詳しい背景は、
こちらの過去記事をどうぞ👇
酒米づくり始動 – 果樹園主のひとりごと

📌 AM 8:30 | 最南端の酒蔵に集合

集合場所は、酒米研究会の事務局長を務める「亀萬酒造合資会社」さん。
(亀萬酒造さんは、日本最南端にある自然蔵の日本酒製造元です!)
亀萬酒造【日本最南端自然蔵の日本酒製造元】

集まったのは、県の農業普及員さん、
町の農林水産課、JAの担当者さん、熊本日日新聞の記者さん、
そして私たち生産者。総勢13名による、
視察ツアーのスタートです。

今回の視察テーマは、ズバリ「水管理」。

ひと口に酒米と言っても、田植えの時期は6月上旬から7月上旬までとバラバラ。
(ちなみに園主の田んぼは6月23日でした)。
当然、稲の生育状況もバラバラですが、
これからどの田んぼにとっても「水管理」が運命を分ける重要な時期に入ります。

各生産者の田んぼを順番に回り、
熊本県農業革新支援センターの先生から、
現状の評価とこれからのアドバイスを頂きます。

🌾 トップランナーの田んぼはやっぱり凄かった

こちらは、昨年唯一「1等米」の評価を獲得した先輩生産者方の田んぼです。

5月30日に田植えをされたそうですが、
すでに「中干し(一度田んぼの水を抜いて乾かす作業)」を始めてもいいほど、
理想的な形に株が分かれ(分げつ)ていました。


土を掘り起こしてみると、真っ直ぐに伸びる主根がたくましく発達しています。
田植えのときの「苗を植える深さ」も完璧だったとのこと。
うーん、さすがの一言です!

🚨 そして運命の瞬間……新米・園主の田んぼへ

いよいよ最後は、我が園主の田んぼです。
「新米農家がどんな米を作っているんだ?」と、
みなさんの視線が心なしか好奇の目に変わるのを感じます。
見ているこっちまで緊張してきました……。

田んぼに一歩足を踏み入れた先生の指摘は、ズバリ以下の2点!

①「土からガスが出ていますね」

春の草が伸び始めてから、耕起を1回しかしていなかったため、
土の中で泥の分解が始まり、ガスが発生してしまっているとのこと。
👉 対策:可能であれば、一度水を抜いて乾かしてガスを抜くこと!
先生からは「田植えまでに、稲刈り後、冬場、
そして代かき1ヶ月前の計3回は耕してほしかったね」と、
プロの愛のムチをいただきました。

②「ジャンボタニシ対策を強化しましょう」

取水口の付近に水が溜まりやすく、
そこがジャンボタニシの格好の餌場になって被害が出ているとのこと。
👉 対策:タニシの駆除剤をもう少しピンポイントで散布する!

💡 伸び代しかない!これからの管理

厳しい指摘に冷や汗をかきましたが、
最後には「でも、田んぼ全体で見れば概ね良好ですよ!」と
温かいお言葉もいただき、ホッと一安心。

田植えをしてからまだ2週間。
これからは「間断潅水(水をきらしたり入れたりを繰り返すこと)」を
行いながら、適切なタイミングで「中干し」へと繋げていきます。

初めての酒米づくり。プロの洗礼は受けましたが、
アドバイスを即実践して、美味しいお酒の原料になるよう
やる気と愛情込めて育てていきます!

大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) 、黄金柑(5a)、 一寸ソラマメ(5a)、お米(30a)の 生産規模で経営。 「ブルーベリー」「にんにく」の生産挑戦のため準備中。

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