2026年7月16日(木)
「今日こそは!」と期待していた雨予報。
結果は……見事な空振り。
実際には「ほんの少し、お湿り程度」に降っただけでした。
最後にしっかりとした雨が降ってから、
早いものでもう10日が経ちます。
みかんの樹々もまとまった雨の恵みを首を長くして待っている様子。
恵みの雨を期待していただけに、
朝からどうしても少しモチベーションが下がってしまいます。
しかし、ここでため息をついていても始まりません!
気持ちをピッと切り替えて、昨日からの相棒を連れて出発です。

新たな挑戦の舞台へ!頼れる相棒・ハンマーナイフモア
向かったのは、みかん山ではなく、現在購入手続きを進めている新しい畑。
それぞれ約10アール(1反)ほどの広さがある土地が2筆。
来年にはここにブルーベリーを植える計画を立てています。
実は梅雨前に一度、きれいに草刈りをしたばかりでした。
しかし、梅雨の恵みの雨と、ここ最近の「これでもか!」というほどの
強烈な太陽光を浴びて、夏草たちが大爆発。
特につる草が容赦なく巻き付き、すっかりジャングル状態に逆戻りです。

ここで登場するのが、相棒の「ハンマーナイフモア」!
抜群の馬力と効率の良さで、生い茂る夏草をバッサバッサと粉砕していきます。
頼れる相棒のおかげで作業はサクサク進み、2筆(計20アール)の広大な畑も、
半日あれば見違えるほどきれいに仕上がります。

「よし、この調子なら予定通り終わるぞ」
そう思いながら、最初の1筆を刈り終えたその時。
ポケットの中でスマホが震えました。
「きくりん」からの緊急LINE
農家仲間の「きくりん」からのメッセージでした。
『シカの子どもが罠にかかってますよー!』
「了解!草刈り片づけて、昼から行くわー!」
そう返信し、大急ぎで残りの草刈りを終わらせ、
きくりんの果樹園に急行。
時計の針は15時前。 現場に到着し、さっそく罠を確認すると……。
そこにいたのは、くりくりした目をした、本当に愛らしいシカの子どもでした。

正直に言うと、いつだってこの瞬間は手が止まります。
命を奪うことへのためらいや、胸が締め付けられるような気持ちは、
何度経験しても消えることはありません。
しかし、感傷だけで終わらせられないのが農業の現実です。
こんなに小さくても、果樹園の柔らかい新芽や苗木を食べ荒らし、
農家に大打撃を与えてしまいます。
大切に育てている木々を守るため、心を鬼にして、
いつも通り丁寧に、適切に処理をさせていただきました。
活発化する獣たち。次なる一手は「国道級の獣道」!
処理を終えてきくりんと一息つきながら、最近の状況を情報交換。
どうやらここ二、三日で、一気に獣(特にイノシシ)の動きが活発になっているとのこと。
「親子4匹のファミリーがうろついてるし、かなりでかい成獣(おそらくオス)も堂々と歩き回っとる。」ときくりん。
それを聞いて、「私のハンター魂」に火がつきました。
「よし。それなら罠の数を増やすかぁ!」
さっそく、新しく罠を仕掛ける場所の選定に入ります。
きくりんが案内してくれた場所を見て驚きました。
そこには、人間でいう「国道」並みにはっきりと踏み固められた、
立派な獣道が通っています。

👆(国道級)獣道入口です。
「これは期待できそうだ……!」
ただ、敵も広範囲に動いている様子。
確実に仕留めるため、今回は罠の設置だけでなく、
餌も撒いてしっかりと誘い込む作戦をとることにしました。
目標へ向かって、一歩ずつ
これで、今月に入って早くも4匹目の捕獲となります。
確実にペースが上がってきました。
私の今年の目標は【年間25頭の捕獲】。
そして何より、育てているみかんの実りを獣害から守り抜くこと。
暑さにも、雨不足にも、そして野生動物たちとの知恵比べにも負けず、
ここが踏ん張りどころです。
明日もまた、一歩(頭)ずつ前を向いて頑張ります!
