2026年11月1日(日)
今日からいよいよ11月ですね! 今年も残すところあと2か月。
農家をやっていると、1年が本当にあっという間に過ぎていきます。
ちょっと10月を振り返ってみると…
- 稲刈り作業(初めてのオペレーター修行!)
- 畑の準備(耕起作業にマルチング)
- ソラマメの播種・育苗・定植
という目まぐるしい作業の連続でした。 さらにその合間を縫って、
みかんの仕上げ摘果や潅水・除草作業、そして農家ハンターとしての鳥獣害対策まで……。
思い出すだけでも、またドッと疲れが押し寄せてきそうです(笑)。
目次
11月のメインイベントは「初挑戦のにんにく播種」!
そんな怒涛の10月を終え、11月へ。 今月のメイン作業は、
当園にとって初挑戦となる「にんにく」の播種(植え付け)です!
(みかんの方も、施設デコポンのビニール被覆作業や収穫に向けた仕上げ作業が目白押しです)
今年購入した種球をバラバラの「りん片(りんぺん)」に分解した様子は、
前回のブログでお届けしました。
👇 前回の記事はこちらにんにくの種球分解作業
今回は合計5畝(およそ5,500個!)という膨大な量のりん片を、たったひとりで植え付けていきます。
かなりの重労働になるため、3日間に分けて計画的に進めることにしました。
成功の秘訣!3日間の「芽出し(根出し)処理」
植え付けの前準備として、2日前から「芽出し(根出し)処理」を行います。
これを行うことで発芽が揃い、初期生育が格段にスムーズになります。
【芽出しのスケジュール】
- DAY ①:給水 りん片をビニール袋に入れ、水をごくひたひたに注いで口を結び、24時間放置します。

- DAY ②:酸素供給&保湿 袋からしっかり水を抜き、口を結んだ袋を下側にして(湿気を保ちつつ)さらに24時間放置します。

- DAY ③:圃場へ植え付け! 薄皮をむいてみると、芽が出る部分がプクッと膨らみ、うっすら根が出始めているのが確認できます。


いよいよ植え付け!深さと向きのテクニック
いよいよ圃場への植え付け作業です。ここで重要なポイントが2つあります。
- りん片の上下を間違えない 平らで硬い「盤茎(ばんけい)」部分を下に、
尖っている方を上に向けてまっすぐ植えます。 - しっかり「深植え(5cm〜8cm)」する 深めに埋めることで、冬場の寒さや乾燥を防ぐだけでなく、土の適度な重みと圧力がかかるため、収穫時に「玉割れ(球が肥大する際に分裂して形が崩れる現象)」を防ぐことができます。

にんにくの正しい植え付け向きと深さ. 出典: JAさいたま
「えっ、11月に植えるの?」遅植えの理由
「にんにくの植え付けって、9月〜10月中旬ごろじゃないの?」 園芸本やホームセンターの種球袋を見ると、そう書かれていることが多いですよね。
実は近年、近年の地球温暖化(秋口の高温傾向)に伴い、種苗会社や現場の農家の間では「遅植え」が推奨されるようになってきています。
- 高温障害の防止:早植えしすぎると、残暑の暑さで芽が傷んだり、初期生育が悪くなって病気が発生しやすくなります。
- 雑草対策:気温が高い時期は雑草の伸びが勢いよく、初期の管理が非常に大変になります。
目安となるのは「朝晩の最高・最低気温が10℃近くまで下がる頃」。まさに今の時期がベストタイミングなのです!
新たな挑戦の幕開けです!
実は昨日(10月31日)が初日でしたので、今日でちょうど2日目。 順調に予定の3分の2(およそ3,700個!)の植え付けが完了しました!
腰にはきますが、芽が出揃う光景を思い浮かべるとワクワクしてきますね。
当園の新しいチャレンジ、無事に美味しいにんにくが収穫できるよう、
引き続き大切に育てていきます!
