【農家日記】師匠のハウスPOフィルム張り替えと、怒涛の捕獲ラッシュ!

【農家日記】師匠のハウスPOフィルム張り替えと、怒涛の捕獲ラッシュ!

2026年9月11日(金)

月に入り、曇天続きでいくぶん気温も下がり、
みかん山の管理作業も少しずつ過ごしやすくなってきました。

しかしながら、1週間前に72mmのまとまった恵みの雨(どか雨)が降って以来、
お天気アプリ(ウェザーニューズ)で雨予報が出ては空振りに終わる日々……。
「降るかと思えば降らない、降り出せばどか雨」という自然相手の厳しさと付き合い方の難しさを、
改めて実感させられます。

さて、今回は昨日10日(木)に行ってきた、
私の師匠の「加温デコポンハウス」における被覆POフィルムの張り替え作業の様子をお届けします!

熟練農家が集結!早朝の緊迫感と職人技

朝早くから、普段大変お世話になっている先輩農家のみなさんが勢ぞろいしました。
まさに「大先生」ばかりの豪華な顔ぶれです。

園主となって3年目を迎えた私ですが、やはりこの熟練の先輩方に囲まれての作業は緊張感がありま(笑)。それでも手際よくテキパキと段取りが進んでいく様子は、見ていて本当に勉強になります。

💡 そもそも「POフィルム」ってなに?

農家プチ解説

農業用ハウスで使われるビロード状のシート(農ビ=塩化ビニル)とは異なり、ポリオレフィン系樹脂を主原料とした高機能フィルムが**「PO(ピーオー)フィルム」**です。

耐久性が高く、透明度や保温性・防霧性に優れているのが特徴で、温度管理が命となる「加温デコポン」の栽培には欠かせない資材です。

プロの技が光る!POフィルム張り替えの7ステップ

POフィルムの張り替えには、細かな部分にそれぞれのこだわりやノウハウが詰まっています。
今回はその基本手順と、現場ならではのコツをご紹介します。

① 表裏のチェックと展開

まずはフィルムの向きをしっかり確認して広げます。

  • ポイント: フィルムの表面に印刷されている印字が、外側から正しく読める状態が「表(外側)」です。表裏を間違えると防霧効果などが発揮されないため、最初の大事なチェックポイントです。

② 骨組みへの引き上げ

フィルムの両端を持ち、ハウスの両サイドから息を合わせて引き上げ、骨組み(アーチパイプ)に沿って全体へ均一に広げていきます。

③ 妻(ツマ)側の位置決めと固定

ハウスの妻側(側面の出入口側)で固定位置を決定し、アーチ部分を「ビニペット(フィルム固定用部材)」で固定していきます。

④ 天井固定と「巻上げパイプ」の連携【★一番のポイント!】

天井部分をビニペットで固定していくのと同時並行で、巻上げ用パイプにPOフィルムの裾(すそ)部分を「パッカー」で固定していきます。

  • プロの技: 先に巻上げパイプへ固定することで、パイプ自体の重みを利用してPOフィルムが「ピン!」と綺麗に張るのです。このテンションのかけ方が美しい仕上がりの決め手になります。

⑤ 両サイドの固定

フィルム全体のシワを伸ばしながら、両サイドをビニペットでがっちりと固定します。

⑥ 巻上げ状況の動作確認

この段階で一度フィルムを少し巻き上げてみて、引っかかりなくスムーズに開閉するか動作チェックを行います。

⑦ 仕上げの補強(完成!)

最後に風で煽られないよう、両サイドから「ビニールバンド(ハウスバンド)」を斜めに交差させてしっかり固定すれば作業終了です!

10アールのハウス作業がわずか3時間で終了!

今回張り替えを行ったのは10アール(約1,000平方メートル=約300坪)というハウス。

本来なら大仕事ですが、熟練の先輩方の無駄のない手際とチームワークのおかげで、
途中しっかり休憩を挟みつつもわずか3時間程度で無事に完了しました!
まさに職人技の集大成です。

🐾 農家ハンター活動報告:まさかの3日連続!

最後に、恒例となった「農家ハンター」の活動報告です。

みかんやデコポンを害獣から守るための捕獲作業ですが、
なんと9月9日・10日・11日と「3日連続」での捕獲に成功しました!

これにより、今シーズンの累計捕獲数はついに【 33頭 】を達成いたしました!

秋の収穫期に向けて害獣の動きも活発になってきています。
本ブログお馴染みの「幸吉さん」曰く。
「捕獲は今(稲刈りまで)が大事!稲刈り後は山の実りも
充実するため、活動範囲が大きく減る。そして冬ごもりと
みかん山の超繁忙期。今の時期にしっかり獲っとけー。」
だそうです😁😁😁
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!