Categories: 狩猟

豪雨明けの静寂と、静かに忍び寄る「彼ら」の影

2026年6月20日(土)

連日の豪雨に加え、真っ只中の田植え作業で、
いよいよ疲労もピークに達しています。
田植えもようやく折り返し地点を迎えましたが、
私の米作り修行はまだまだこれからが正念場です。

さて、昨日の豪雨(当園の雨量計で100mmを超える降雨を記録)から
一夜が明けました。霧が立ち込める早朝、
みかん山の様子を確認するため園地へ向かいます。
雨上がりの早朝特有の妙な静けさの中には、
なぜか得体の知れない「不穏な気配」が混じっていました。

田んぼに刻まれた「侵入者」の痕跡

確認のために田植え後の田んぼへ向かうと、
そこには無残にもシカが歩き回った痕跡が。
霧に紛れて、奴らは夜通し徘徊していたようです。

知恵比べは、果てなき長期戦

田んぼの近くに設置していた「くくり罠」も
チェックしました。
こちらはイノシシの気配が濃厚です。
丁寧に撒き餌した米ぬかは綺麗に平らげられ、
肝心の罠は見事に回避されていました。

さらにみかん山に設置している罠を確認すると、
こちらも罠の周辺が激しくほじくり返された跡が。
幸い、罠の存在が抑止力となって
園地内への侵入は防げたようですが、
彼らとの攻防は一筋縄ではいきません。

大事な作物を守るためには絶対に負けられない戦いです。
しかし、彼らも生きるために必死なのでしょう。こ
の知恵比べは、今後も長期戦になりそうです。

成長する脅威と、これからの対策

この日の夕方、日没手前に帰宅する際、
イノシシの兄弟とシカの兄弟が揃って
徘徊している姿を目撃しました。
彼らの成長スピードは驚くほど速く、
放置すれば大切に育てている苗木に
甚大な被害が及ぶのは時間の問題です。

「早めに対策を打たねば」。
明日以降、さらに罠の設置範囲を広げ、
防衛ラインを強化する必要がありそうです。

大地と甘夏

KATO果樹園 園主 大学卒業時に将来農業で起業することを決意。 食品会社、JA職員、製薬会社での勤務を経て、 2023年、就農に向けて熊本県芦北地方に移住。 2024年、念願の就農。 現在、甘夏(70a) 、施設デコポン(12a) 、 露地デコポン(20a) 、黄金柑(5a)、 一寸ソラマメ(5a)、お米(30a)の 生産規模で経営。 「ブルーベリー」「にんにく」の生産挑戦のため準備中。

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